元も子もないことを言うが

しかし、安保法制反対を言う学生や文学者がまたぞろ出てきたな、という感じがする。

学生が国会前で騒いでいるが、庶民の価値判断からいうと、優等な偏差値高めの大学にいる学生の単なる恥ずかしいヒロイズムにすぎないと思う。要は暇なのだろう。

バイトも勉強も高い学費を払っている親御さんのためにも、頑張ってほしい。

文学者に関していえば、この人たちって、それが商売の一つだから、しょうがねえなっていう気もしないでもない。彼らの商売に口を出そうとは思わないが。

イギリスのスパイ小説家のジョン・ル・カレなどを読めば、いかに日本の文学者が言う平和というものが空想じみて、甘ったるいものなのか、分かると思う。

前にブログでも書いたが、日本のこの70年にわたる平和と豊かさは実のところ、アメリカ帝国主義の完璧な所産だということを、こういう人たちは解っているのかな、と思う。

だから、「自立して、アメリカの傘から抜け出しましょう」とかなんだろうけど、残念ながら、自立したら、今の日本って、一国で中国にもロシアにも勝てるわけないし、豊かさと平和も失ってしまうよ。という話。