2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧
前述した文章がひどかったので、付け加えます。 伝統とは主にこの世界の現存する秩序の中での平和を望み、 革新とは正義を求める闘いのことを言うと思う。 この小説の隠された主題がその二つの価値の闘争であることは読めば自明であり、 単なるスパイ小説を…
グレアム・グリーンの小説に初めて挑戦するとあって、いつもの小説を読む速度より、時間を丁寧に使って読んだが、とても、面白かった。 あらすじは、もしかして、これから読む人にとっては言ってしまうと台無しになるだろうから、言わないでおきます。でも、…
人生顧みて、人に物事を伝える難しさを感じている。ブログとなれば、そこに一層気を付かなければならない。ということに、今、気づいたしだい。 人に物事を伝えようとする野心さえなかったかもしれない。 ブログをやるうえで、ゆゆしき事態を最初から迎えて…
原作は読んでいないのでわからないが、結構、重厚な作りだった。一番悪い奴はすぐにわかってしまったが、この映画の根底に、ウクライナの悲劇的な歴史がある。もっと歴史を勉強しなければと思った。 快作とは言い切れないが、意外なアクションシーンの多さに…
その友達は別にクリスチャンというわけでもないのだが、これ、いい本だよと、勧められた。こういう本のことを自己啓発本というのだろうか。私は人生論やそういった種類の本を読んだことがないので、 逆に新鮮に読めた。題名がいい。「置かれた場所で咲きなさ…
スパイ小説初心者である、私がスパイ小説にのめり込む、きっかけは、 短く言うと、高校の頃、アメリカのスパイ小説に一時期、はまったのと、今より、まだ、若いころ、映画のボーンシリーズに出会ったから。 それから、海外や日本のサスペンスというかミステ…
自分も楽しくないし、読んでいる人も楽しくないはず。結局、嫌味とか皮肉とかって、弱者の怨念だろう。 そういうのとはおさらば。
今のところ、とても面白い。自分に英文学の知識があればと思う。そしたらもっと楽しく読めるのだろうけど。 ある名作があれば、小説はそれを超えることができない。発展させることはできる。が、それが先の小説より優れてるとはわからないものだ。 新しい技…
昔は都会と田舎の文化的な差は大きくて、特に洗練された都会の女子大生などを見たりすると、俺は田舎者だなあ。というよくある劣等感にさいなまれた。 インカレの左派の文学サークルに入った理由は、左翼だから、田舎者でも差別はされないだろうという算段だ…