超短編小説and雑文・morimorispyのブログ

ちょっと、短編小説らしきものを書いてます。日々の雑文も書いてます。

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

半生

昔、学生の頃、東京で、私は、あるインカレサークルに入っていた。 2流大学だった私はサークルにエリート大学の学生がが何人かいると言われて、ビビっていたのだが、意外と話すことは普通だったことに私は安心した。当たり前だが。 徐々に、文学や思想にかぶ…

昨日はポランスキー監督の「チャイナタウン」を見た。

昨日の夜、DVDで「チャイナタウン」を見た余韻が忘れられない。これで見たのは人生で数回目になるが、いつも、見終わると、茫然自失としてしまう。 あんな巨悪が最終的に勝利してしまっていいのかという、疑念と疑問と、そうでなくては映画は成り立たなかっ…

元も子もないことを言うが

しかし、安保法制反対を言う学生や文学者がまたぞろ出てきたな、という感じがする。 学生が国会前で騒いでいるが、庶民の価値判断からいうと、優等な偏差値高めの大学にいる学生の単なる恥ずかしいヒロイズムにすぎないと思う。要は暇なのだろう。 バイトも…

小説を書いているという件

遠いところにいる友達から小説はどうしたんだと言われた。 このブログでも書いています。と自己紹介めいたものをしたのだが、 今は、全く書く気がない。 というのは、エネルギーをむげに吸い取られて、書いた・書き終えたとしても、 賞に受かったり、売れた…

文学の厳かさ

久々。隔週日曜日、夜に「ダブリン市民」の原書を読む会を友達とやり始めて、結構い い感じで進んでいる。 短編集なのだが、一篇を読むごとに、現在の文学が失ってしまった厳かさが、その文章の味から感じられる。 退行とか反動とか言われるのかな。19世紀か…

クロード・ランズマンの特集上映を結局、見に行かなかった。

確かに、この田舎の都市で、クロード・ランズマンの特集をするのは画期的な出来事だったけれども、 この世界の現状というか動向を見たり体感したりしていると、 「ホロコースト」っ恐ろしいね、とは他人事のように言えない、と思ったからだ。 昔、東京で見た…