超短編小説and雑文・morimorispyのブログ

ちょっと、短編小説らしきものを書いてます。日々の雑文も書いてます。

最近考えたこと

私は新聞も読まないし、ニュースもみない。ネットでもスポーツ新聞のネットのサッカーの記事だけをほとんど読むだけなので、実家に久しぶりに帰って、新聞を見た時は驚いた。

というのは、私の一般のニュースの情報源がyahooニュースなので、見出しだけ読むとか。毎日新聞よんだら、私が時代からずれてきたなあ。という印象を持った。

春と秋は土曜日のスポーツ新聞を買うが、競馬のために。

世の中、識者も含めて混沌としている時代だ。という印象を持った。特に8月15日はお盆でもあって、久しぶりに実家に帰ったが、平和の祈り的な話がやはりおよそ20年前と同じに、久しぶりにテレビを見ると多かった。20年前は私がテレビを見なくなった時期でもある。多少の変化はあったが。

平和は尊い。それは解る。平和な日本が好きだというのも分かる。

昔、吉本隆明が、思想家として、どういう人かはしらないが、週刊誌で、多分週刊誌だったと思うが、軍隊を作った方がいいという人間は、やはり、その人も軍隊に行かなければならない。という、非常に、それを言ったらおしまいではないかという正論を言ったのを読んで、びっくりしたし、ある種、左派の平和主義とは違う新鮮な感動があった。

ある意味、ナイーブすぎる正論だが、いま、日本に、実質、軍隊はある。それが悪いことだとは思わない。ただ、そこに勤務というか、入隊している人たちは、毎日、過酷な訓練を積んでいる人たちだ。私の友達の友達にも自衛隊に入っていた人がいるが、当たり前だが、やはり、訓練は過酷だったと言っていた。自分が過酷な訓練に耐えられるか、と、問われたら、できないというしかない。中肉中背のこのオヤジ、つまり、私だが、はそう思う。

議会に対するいらだちって、議員たちが育ちもよく、金持ちで、平和な日本で健康的に育ち、そういう連中が与党や野党も含めて議論しているもんだから、なにか、吉本隆明の論からすれば、この連中なんなの、ということになるだろう。別にクーデターとか革命を起こそうとかは思っていないが、左派の平和主義の盛り上がりと別なところで、やはり、徴兵制には、反対だ。

また、議会はくだらないという人も左右諸処にいるが、それでも議会の決定を尊重するしかない。民主主義をシニカルなものから蘇生するには、いろいろ、国民投票で決めたりとか、住民投票をやりやすくするとかあるとは思うが。

1960年代の議会外の政治の季節って、結局、身もふたもないことを言えば、日本の経済の拡大と伸長の結果にただ乗りした大衆化した大学生の一つのレジャーだったと思う。いろいろ、有ったとは思うが。

「自己否定」ってそのころの東大生が言ってたとは思うが、己の内部のエリーティズムの解体だということなんだろうけど、そのころの東大って、もうすでに大衆化した学生

の集まりだから、あんまり、意味ってなかった、と思う。この縮小と衰えが激しい経済状況で政治と自由を謳歌する暇は、今の大学生にはあるのかな、と素朴に思ってしまう。

なんか人好きのしないことを書いてしまった。