超短編小説and雑文・morimorispyのブログ

ちょっと、短編小説らしきものを書いてます。日々の雑文も書いてます。

仕事に行きたくなる小説

 

プラ・バロック (光文社文庫)

プラ・バロック (光文社文庫)

 

 

中学校の頃、ヘッセの「車輪の下」を読んで、存外、面白く、「デミアン」や「荒野の狼」などを読んだ。あのころは、多感な時期だったから、ドストエフスキーの「罪と罰」から始めて、「地下室の手記」や「白痴」まで手を出した。

いろいろ、理由は考えられるが、これらの小説は、子供が読むには毒があり、受験勉強や部活でのやる気をかなり削いだ。

地下室の手記」は正直、今も読みたくはない。

「映画」と出会い、私の観念的に考える悪癖からは逃れ、学校への適応はなんとかできた。

 とはいえ、その後しばらく続く、「映画好き」になってしまった。高校に映画好きは何人かいて、高校生なのに映画のレイトショーに行くというおしゃまなつわものもいた。

 私が、海外や日本ののミステリーや英米のスパイ小説にもえてきたのは、それらを原作とした映画のせいで、原作も読んだら、めちゃくちゃ面白いというものもあったからだ。

優れたミステリーやスパイ小説を夜、読んでいると、次の日、仕事に行きたくなる。たいした仕事ではないが、生きる、生きてやる、という気持ちになる。

 

ピルグリム〔1〕 名前のない男たち (ハヤカワ文庫 NV ヘ)

ピルグリム〔1〕 名前のない男たち (ハヤカワ文庫 NV ヘ)

 

 

 

ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫NV)

ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫NV)

 

 

 

ジャッカルの日 (角川文庫)

ジャッカルの日 (角川文庫)

 

 

 

エコイック・メモリ (光文社文庫)

エコイック・メモリ (光文社文庫)