超短編小説and雑文・morimorispyのブログ

ちょっと、短編小説らしきものを書いてます。日々の雑文も書いてます。

2015-01-01から1年間の記事一覧

グレアム・グリーンの「ヒューマン・ファクター」を読んでいるところ

今のところ、とても面白い。自分に英文学の知識があればと思う。そしたらもっと楽しく読めるのだろうけど。 ある名作があれば、小説はそれを超えることができない。発展させることはできる。が、それが先の小説より優れてるとはわからないものだ。 新しい技…

文化大革命と日本

昔は都会と田舎の文化的な差は大きくて、特に洗練された都会の女子大生などを見たりすると、俺は田舎者だなあ。というよくある劣等感にさいなまれた。 インカレの左派の文学サークルに入った理由は、左翼だから、田舎者でも差別はされないだろうという算段だ…

早熟だったが成熟は遅かった。

お恥ずかしい話です。よく、地元の友達が自分の際が解った、というんだけれど、 その友達も早熟な文学青年で、文学の病から抜けきるのに相当苦労したと言っていた。 その地元の友達に、文学の病から抜けた秘訣を聞くと、小説をじゃんじゃん投稿することだ。…

学歴と政治家

安倍総理への罵倒や不満って、憲法学者から活動家、野党の議員、一般の市民も含めて、特に憲法学者と高学歴の活動家とか、本音を言うと 「お前程度の大学偏差値で、解釈改憲なんて言ってんじゃねえよ。」という無意識というか、隠蔽された学歴主義ってあるの…

小説を再び

書こうと思い立った。前に書いてたやつを、ほっぽっておいたのだが、戯れに読んでみると、 自分でいうのもなんだが、結構面白かった。 それで続きを書こうと思った次第。この際、自己満足でもいいと思っていて、出来上がったら数人の友達に見せて、修正して…

小説を読んで泣くということ

久々、泣いた。ジョン・ル・カレ「スマイリーと仲間たち」 三部作の最後、何とも言えない苦味が残って、泣いてしまった。 敵がいつの間にか自分に似てくる。その敵への愛着。 そして、親と子、夫と妻という不変の主題。 苦みを残す勝利とわずかに感じる徒労。…

政治と文学と映画と競馬と

というように、このブログはおおよそ、この四つで成り立っている。なぜ、そういうものにしか興味がないのか。音楽はどうか、茶道はどうか。とか考えたが、貧乏人でも見れて、頭が悪くても感想を書けるとなると、この四つに、私の場合、しぼられる。 だが、政…

昨日、ボーン・スプレマシーの断片を見た。ボーン・シリーズについて

昨日は夜中ボーン・シリーズのボーン・スプレマシーを断片を見たというより、暗記するぐらい何回もある一つの場面を見た。 ボーンがデモ隊に紛れ込みながら、CIAのスタッフをボーンが拉致するというか捕まえて、話を聞くシーンだが、ここは本当に秀逸な場面…

競争社会の外ーがないこと

地元のパン工場でバイトで時々、怒られたりしているが、生きるためにはしょうがない。 でも、ロマンや希望がないと、最近、生きづらいなあ、と漠然と思う。国会前の いざこざって、日本の資本主義の路線対立という感じで、左右とかリベラル対保守という前に…

巨匠や天才・鬼才以後の歴史を背負うというのはどういうことだろうか。

正直、ヨーロッパ映画、昔の映画の方が断然、面白い。特にフランス映画。退潮が著しい。 そういう歴史の中で映画を作るってどういうことなのだろうか。製作者のサイドは年寄りたち、死者たちの巨大な遺産の中、やはり、そういう遺産が疎ましいのだろうか。も…

生き延びる秘訣

自分が生きる秘訣ということを考えるに、なにが重要かと、聞かれたら。 「お金がない時はお金を使わない」 ということぐらい。これが、中々会得できない。 お金がある時は使ってもいいかと言われると、 「やはり、極力使わない」 「できないことはやらない」…

結構、この世界には面白いものがまだ、たくさんある。

世界に対して楽観的か悲観的か、などと、考えると、自分の場合、世界に対しては楽観的だ。 世の中には面白いものがまだ、たくさんあって、自分、小説読むのが趣味なのだが、ピースの又吉直樹の小説、手に入れたが、結構、面白かった。 インタビューで、古井…

完璧

前にも書いたと思うが、映画の「ボーンシリーズ」の「ボーン・アルティメイタム」を今さっき、冒頭を少し越したぐらいからのイギリスでの駅のシーンを見た。 最初のCIA工作員軍団との対決のシーン、接触した記者を逃がしながらの知略と速さと強さを兼ね備え…

しょうもないこと書いているが

私、基本的にしょうもないこと書いているが、そのことに関して、落ち込んだりはしない。というのも私はしょうもない男だからだ。しょうもないことやってきたので、しょうもないこと書いても、あまりげんなり自分の才能のなさに失望しなくなった。 自分にとっ…

インターステラーを今更見た。

政治の世界でも、芸術の世界でも、私が知る限りでは、どこかで見た、或いはどこかで経験した、という反復の意識が強く濃厚に、漂っていて、そのことに意識的な批評家・芸術家・観客にある種の既視感が「歴史的」に共有・想起され、退屈さを強くさせる。 反復…

批評と亜インテリ

亜インテリというのは私の知人が良く使う言葉で、頭の悪いしょうもないインテリ ということだろう。芸術、これは漫画やアニメを含む。批評では結論は大したことはないのだが、対立とか喧嘩とかあるけれど、文学賞を取るとか大学の先生にならないと、お話にな…

最近考えたこと

私は新聞も読まないし、ニュースもみない。ネットでもスポーツ新聞のネットのサッカーの記事だけをほとんど読むだけなので、実家に久しぶりに帰って、新聞を見た時は驚いた。 というのは、私の一般のニュースの情報源がyahooニュースなので、見出しだけ読む…

しがらみ

昔、首都周辺に生息していたけれども、しがらみって、アナーキストの界隈にもあったな。 俺の田舎はしがらみだらけだけれども、そこに慣れてくると、結構心地よい。しがらみの濃淡はあるけれども、どこに行こうがしがらみはある。 お盆にそれを痛感した次第。

こういう戯れ文を読んでくれる人って

ありがたいな、と思う。 私も無い知恵をしぼって、書いているのだが、能力不足で大したこと書けない。 そう思うのがいけないんだろうけど。 ノンジャンルで日々思ったこと、アマチュアとして書いていく。しかない。

昔、キャバクラに行って

そこのキャバクラ嬢に、「競争」と「派閥」はどこにいってもありますよう。 と言われて妙に納得した覚えがある。 的確に世の中の一面をとらえた言葉だ。文学や芸術も同様ではなかろうか。 だから、そういう文化物を特別視してはいけない。 資本主義商品では…

なぜ、野望は危険なのか。

野望に取りつかれて、亡くなった人々が何人もいる。私の周りで。野望とは文化のまやかしだと思う。あるいは行き過ぎた競争社会の、まやかし。 皆才能があるわけでもなしに、なぜこうも医者になりたいとか、文学者になりたいとか、芸術家になりたいとか、弁護…

議会

しばらく前、オリバーストーン監督が、日本はアメリカの衛星国にすぎない。だから、日本の平和国家の自らにおける称揚自体も、偽善的なまやかしに過ぎない。と言っていた。 その通りだというしかない。だが、偽善やまやかしは、この国の戦後の議会制民主主義…

半生

昔、学生の頃、東京で、私は、あるインカレサークルに入っていた。 2流大学だった私はサークルにエリート大学の学生がが何人かいると言われて、ビビっていたのだが、意外と話すことは普通だったことに私は安心した。当たり前だが。 徐々に、文学や思想にかぶ…

昨日はポランスキー監督の「チャイナタウン」を見た。

昨日の夜、DVDで「チャイナタウン」を見た余韻が忘れられない。これで見たのは人生で数回目になるが、いつも、見終わると、茫然自失としてしまう。 あんな巨悪が最終的に勝利してしまっていいのかという、疑念と疑問と、そうでなくては映画は成り立たなかっ…

元も子もないことを言うが

しかし、安保法制反対を言う学生や文学者がまたぞろ出てきたな、という感じがする。 学生が国会前で騒いでいるが、庶民の価値判断からいうと、優等な偏差値高めの大学にいる学生の単なる恥ずかしいヒロイズムにすぎないと思う。要は暇なのだろう。 バイトも…

小説を書いているという件

遠いところにいる友達から小説はどうしたんだと言われた。 このブログでも書いています。と自己紹介めいたものをしたのだが、 今は、全く書く気がない。 というのは、エネルギーをむげに吸い取られて、書いた・書き終えたとしても、 賞に受かったり、売れた…

文学の厳かさ

久々。隔週日曜日、夜に「ダブリン市民」の原書を読む会を友達とやり始めて、結構い い感じで進んでいる。 短編集なのだが、一篇を読むごとに、現在の文学が失ってしまった厳かさが、その文章の味から感じられる。 退行とか反動とか言われるのかな。19世紀か…

クロード・ランズマンの特集上映を結局、見に行かなかった。

確かに、この田舎の都市で、クロード・ランズマンの特集をするのは画期的な出来事だったけれども、 この世界の現状というか動向を見たり体感したりしていると、 「ホロコースト」っ恐ろしいね、とは他人事のように言えない、と思ったからだ。 昔、東京で見た…

最近、そういえば、映画を見ていない。

世の中に対して、なにがしか、希望のビジョンを未来に持つことができないからだろう。

文学の持つ雰囲気

最近、英語でコミュニケーションする時間が増えて、英会話学校にでも通おうかと思ったが、値が張るので、あきらめていた。 そうしたら、ジョイスの「ダブリナーズ」が洋書コーナーにあり安価なので買ってしまった。 積読になる可能性が高い。おれ、なんてい…